銭湯 -下巻- (#88 wise)




さぁ

honey達


すごく銭湯ブロギング下巻だよね?




梅の湯さんのさまざまなジャンルの風呂を堪能し、風呂場の入り口付近に

サウナ


を見つけた、という所だった。

下界の事はまったく知らないwiseだけど、男どもはサウナが好きだという伝説だけは伝わってきていたんだ。

梅の湯さんのサウナはかなり狭かった。一度に4人しか入れない。
しかし、サウナのない銭湯の方がきっと多いよね?設備にお金がかかるだろうし、維持するのも大変なのだろう。

あるのに入らないなんていう選択肢はない。wiseは意を決し、

右の尻を隠しながら

サウナの扉を開けた


すると4席中1席だけ空いていた。他3席はブラザー達がクールにヒップに座っていた。

図面のションポジ(ポジション)が空いていたんだ。






右の尻を隠しながら腰掛けた瞬間に、wiseはある感情を抱いたんだ。

思った以上に

隣のブラザーが近い


サウナ室が狭いため、電車の座席の近さとほぼ同等なのさ。
男と男が恐ろしく近くに存在しているんだよ。

こんなにも

世界は

宇宙は

広いっていうのに


素っ裸で


サウナだから当たり前だけどさ。よくよく考えたら当たり前に感じてるのって

すごく不思議だよね?


それでもwiseはサウナの良さを知りたい。4人のブラザーと共に暮らし始めた。

一番後から入った末っ子ブラザーwiseは、サウナ初心者。
5分も経たないうちに、我慢できなくなりすぐに出たくなってしまった。
熱いからではなく、

とんでもなく暇なのだ


他のブラザー達は目を閉じ、まるで禅の世界にいるようだ。
実際に右隣ブラザーの両の手はこのカタチになっていた。

『お兄ちゃん達カッコいいや』


禅の世界に対する憧れとは裏腹に、

末っ子wiseはモゾモゾし始めた





そして事件は

起こってしまった




モゾモゾと手や足を動かした事により、なんと末っ子の手が

左隣ブラザーの右太ももに

『ペロリン』

と触れてしまったのだ


honey達、これがどういう事かわかるかい?


【そういう事】


そう思われても仕方ないんだ


左隣ブラザーがピクッと反応したのを感じた。wiseは頭が真っ白になってしまったよ。

左隣ブラザーも、末っ子wiseも動くことができなくなってしまった。

これがきっかけとなりwiseも憧れの禅の世界に入り込む事が出来たんだ。


wiseにとっての禅の世界とは、梅の湯さんのサウナなんだ。


禅の世界では、wiseはお花畑で左隣ブラザーを楽しそうに追いかけていた

左隣ブラザーは足が早くて、なかなか追いつく事が出来なかった

やっと手が届くところまで迫った

左隣ブラザーに触ようとした瞬間に映像は
途切れた

禅の世界では触れる事が出来なかった

サウナでは触れる事ができたのに


そこからは一切の記憶がない


目が覚めたら家にいたよ



3日間に渡る銭湯ブロギング、読んでくれたhoney達ありがとう。

銭湯って

すごく素晴らしいよね?



It's time to say good−bye 

I love you,L'Arc〜en〜Ciel

 With love, 

From wise