パンク (#127 wise)
honey達
突然の報告だけど
落ち着いて聞いてくれ
wiseの愛車である電動自転車ブリヂストンhydee2の前輪タイヤがパンクしたんだ。
台風19号の時にはwiseが腕をパンパンにさせながら3階まで運んだ、
あのhydee2だよ
敬愛するL'Arc-en-Cielのボーカルhyde様に名前が似ているという理由で購入した
あのhydee2さ
朝起きて、毎日の日課である寒風摩擦をする為に駐輪場に行ったんだ。
そして順調に服を脱いでゆき、最後のヌーブラを外しかけたところで気がついたんだ。
『え？ちょっと！は、hydee2のタイヤがペチャンコじゃないのよ！まぼろし〜！』
すごく叫んだよね？ヌーブラを付けたままでさ。
近所の荒川区にふさわしい小さな自転車屋さんに駆け込んだんだ。
80歳くらいのお爺さんが切り盛りする小さな自転車屋さんさ。
w『お父さん、朝起きて寒風摩擦をしようとしたら、hydee2がパンクしていたんですよ〜。』
爺『な〜に〜！やっちまったなぁ！』
完全にwiseにホの字のお爺さんは、さらにこう続けた。
爺『通常のパンクだったら、¥1,200ね。ただ最悪の場合¥4,000くらいかかっちゃうからね。良い？』
w『そんな金額wiseにとっては、千円札4枚分みたいなものだよ。お父さん。』
爺『良いかい？忘れないでくれ。最悪¥4,000かかるよ。』
w『大丈夫さ。お父さん。そんなの千円札4枚分みたいなものだから。』
爺『そうかい。とにかく最悪¥4,000かかるぞ。』
wiseが立ち去るまでの間に、最悪¥4,000かかるという申告を15回も言っていた。
wiseはその度に千円札4枚分の話をしなくてはならない。
きっと、「そんなかかるなんて聞いてないわ！絶対払わないわよ！」そんな荒川マダムがいたんだろうね。
それに懲りて15回言うことに決めたのだろう。
可哀想に。
だから立ち去る間際にお爺さんに背中を向け、こう声をかけてあげたんだ。
『wiseにとっては千円札4枚分さ』
てね。
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